My Impressions

テレビアニメの感想です(順不同)。


『ルパン3世 Second Edition 最終回 さらば愛しきルパン』


赤いジャケットを着たルパンのテレビシリーズ、再放送の王者でもありましたので(笑)皆さんも1度はご覧になったかと思いますが、そういや最終回って見たことあったかなー?とレンタルしてきた最終巻(なんとVol.26だっ)。

1981年、東京。突然現れたロボットが宝石店を襲う。残されたカードには『ルパン3世』の署名が。
ロボットは実は防衛庁と企業が開発したロボット兵だった。
「これがいかに恐ろしいものか世界中に知らしめるための犯罪だ」とルパンは次々とロボット兵を使った犯罪を犯し、機密を守る為自衛隊が乗り出す。
急遽日本に戻った銭形警部がロボット兵とルパンの行方を追うが……。


ていう話なんですが、なんかもう最初から最後まで宮崎駿。だってロボット兵ですよ!? ラピュタに出てきたアレですアレ。
宮崎駿てほんっとうに昔っから宮崎駿なんだなーと実感。クラリスもいました。ロボット兵生みの親の博士の娘。声も島本須美なんだもん(笑)。
この娘を唆してロボット兵に悪さをさせてるルパンが偽者だってのは最初からわかってたんですが、すると本物はどこか?

水原「この銭形がルパンだなっ」
妹「そうか?」
水原「娘の写真を見て「カワイコチャン」だぞ? ルパンだ!」
妹「そうかー?」
水原「バイク乗って高速道のガードレールの上を走ってるんだぞ!? とっつぁんにそんな真似ができるか!?」
妹「宮崎駿のとっつぁんならできそうな気がする
水原「…………かもしれんな」

いやでも私の推理はあってました! てーかそうでもないとやっぱルパンがかっこよくないだろう!
最後正体を現して娘を救うルパンのかっこいいこと!
このへんの紳士っぷりが実際宮崎ルパンなんですけどねえ。


新ルパン3世第152話『次元と帽子と拳銃と』


さてすっかりルパンにはまり、妹に「そんなにルパンが好きか?」と憐れまれても「好きさあ!」と胸を張って答えてしまっている水原さんですが。

隣人様「次元萌えならば「荒野に散ったコンバットマグナム」もよいですが「次元と帽子と拳銃と」もお勧めです」

神様、ここに同志が! 同志が!!

次元萌えというかルパン&次元セット萌え(カップリングとはまた違うが)なのですが、確かに次元はかっこいいです!
昔は「五右衛門かわいいよなー絶対受けだよな」と思っていたのに、やはりトシを取ると趣味が変わるのでしょうか。
現在の究極の選択は『恋人にするなら次元とルパンどっち?』だったりします(笑)。

それはともかく『次元と帽子と拳銃と』はルパン3世Second Edition Vol.26に収められており、最終回と同じ巻だったので見ました。
えーと。
なんというか、ここで見られるのはかっこいい次元ではありません。
むしろお笑い(笑)?
何しろあのいつもかぶっている帽子のつばで狙いを定めていて、その帽子がなくなったらまるっきり的に当たらなくなっちゃうんですから、君は本当に凄腕のガンマンか?と聞きたくなります。
しかもこの帽子が「58.25センチつばの長さ8.6センチ素材はゾウアザラシ雄4歳の腹の皮使用」という職人の技が光る一品で(笑)(てゆーか注文が細かいよ次元)。
でもこの帽子を焼いたガンマンと一騎打ちをするために特訓する次元は可愛い。
しかもこの場面ではルパンの後ろに隠れる次元が拝めます。
おまけにこのあとのガンマンとの勝負、全然銃勝負じゃないし(まあ敵の「ビリヤード弾」てどこまでも標的を追っかけてくる技もどうかと思うが)。
ハードボイルドで渋い次元てばどこへ。(←遠い目)
でも帽子を燃やされてうろたえる次元も可愛かった……。(←さらに遠い目)

新ルパン3世第20話『追いつめられたルパン』


夕方出勤ということで、のんびりお昼まで寝てその後ルパンのビデオを見てました。
またかいっつーカンジですがいまはまってるんだ! はまってるんだよ(涙)!!

適当にセレクトしてきた1本は『Second Edition Vol.4』。
師匠の敵討ちとかねずみ小僧とか、五右衛門がけっこう頑張っている回が多かったかも。
しかして一番面白かったというかルパンがかっこよかったのがこの『追いつめられたルパン』。

とある独裁国家の総統の持つ50カラットのルビーを狙ったルパンたち。
しかし「北風のせい」で失敗し、不二子とルパンは古城に追いつめられ、軍隊に取り囲まれる。


というわけで、ルパンと不二子、二人っきり。
不二子ちゃん、その役次元と変わってください。いやもうマジで!

軍隊に追われてヘリが墜落した時に怪我した次元を逃がすため一人で追手に立ち向かうルパン!
五右衛門と不二子が次元を支えて逃げるんだけど、いよいよ弾切れでルパンが絶対絶命って時に不二子が戻ってきてくれるんですよ。そして二人で古城へ逃げ込むんですが。
怪我したのが次元でなければ(血涙)(そうしたら絶対戻ってきたのは次元だったはずなのにっ(涙))。

ともかくルパンと不二子は二人で古城に閉じ込められるんですね。
怪我をしたルパン、不二子だけは無事逃がそうとしたり、やっぱりかっこいいです。
いつもはおちゃらけていても、いざってときは頼れる男でなきゃあなあ。
でもとうとう追いつめられる二人。
「あいつらに殺される前にあなたが撃ってちょうだい」と不二子。
そして最後に「弾は2発だけ残してある。お前の分と、俺の分さ」とルパン。
ああ! ああ!
お願い不二子ちゃんその役、次元と変わってください(涙)。

その頃ルパンを助けるためせっせと地下を掘ったり縫い物したり頑張っている次元がけなげでした……(涙)。


ルパンと次元と殺し屋と


というタイトルの回はありません(笑)。

まずはルパンが原子炉を使った難攻不落の金庫に挑む『ドロボウ交響曲を鳴らせ』。
前半、一人で追跡を振り切るルパンがかっこいいっす。
そして金庫を開けるため4ヶ月も山ごもりして次元を心配させちゃうルパン。夢中になると周りの事を忘れてしまう、天才肌なのよねルパンたら。

そして『悪い奴ほど大悪党』ではスラム街の子供たちを牛耳る悪党を懲らしめようとして捕まり、金持ちたちの射撃ゲームの標的にされてしまって大ピンチのルパン!
そのときルパンは自分を殺そうとする金持ちたちを見て思うわけですよ。
「いままでずいぶん殺しをやる連中に関わってきたが、あいつらは皆、哀しい目をしていた……」。
それは次元のこと!? 次元のことよね!!
再会した友は自分の感情を押し殺して人の命を奪う殺し屋になっていた……。
「そんな目をするお前は見たくねえよ。殺し屋なんか辞めて、俺と来い!」とそうプロポーズしたわけだね君は!?
そして次元は差し伸べられた手を……ああ浪漫!

つーかだんだん壊れてきたよ私は……(涙)。


旧ル第1話『ルパンは燃えているか!?』


旧ルパンと呼ばれる『ルパン3世ファーストシリーズ』VOL.1。
記念すべきルパンデビュー作っすよ皆さん!
その第1話が『ルパンは燃えているか!?』。タイトルはヒットラーの『パリは燃えているか?』からとったんだそうな。

犯罪シンジケート『スコーピオン』が宿敵ルパンを葬る為50億円を投じて作ったレース場。
そこで開催されるF1レースに招待されたルパンだが、レース場には数々の罠が待ち受けていた。
『スコーピオン』の本拠地に乗り込んだ不二子は捕らわれ、さらに銭形警部までルパンを追って現れる。
果たしてルパンはその罠を切り抜けることができるか!?


よく旧ルパンを好きな人は宮崎ルパンは違うってなことを言うんですよね。
ハードボイルドな原作ルパンに近いのがこの旧ルパンなんだとか。
でも私は新ルパンで育った世代だから……ちょっと違和感。
というより見た覚えがないわ、これ。
やっぱり新ルパンと違うとこはいろいろあるんですが、何よりも不二子ちゃんが! 不二子ちゃんが全然違う!
私の不二子ちゃんはやっぱり新ルのあのキャラデザインで! 声は増山江威子さんじゃないと(涙)!

それはともかく見所としては当然次元とルパンで(笑)。
次元すごいわー! いい男だわー!
だってルパンの危機には必ず現れるんだもの!!
そんで「お前なんざ俺がいなけりゃ何回死んでるかわからねえな」ときたもんですよセンセイ!
『さらば愛しき魔女』でルパンが不二子ちゃんと海で遊んでいてうっかり美女を拾って危機一髪の時も、敵のアジトで追いつめられたときも、新ルならなんか小技でも使って切り抜けちゃいそうなところを全部次元が助けに来るんですからすごいわ!(でも『雨の日の午後はヤバいぜ』では不二子ちゃんの部下に捕まっていたらしい……珍しいこともあるもんだ)

『脱獄のチャンスは一度』では銭形警部に捕まって刑務所入りしたルパン、不二子ちゃんは何とかしてルパンを救い出そうとするんだけど次元が全部阻止しちゃうんですな。
「脱走する気ならいつだってできる、そうしないのならあいつには何か考えがあるからだ」って。
「ルパン様の昼寝の邪魔はするな」ですよ! 絶対の信頼がここに!
でもさすがに死刑執行日には心配で刑務所に忍び込むんですけどね(笑)。
だけど「素晴らしいゲームを楽しんでるのさ」って銃を受け取ることすら拒むルパンに、「わかったよ。お前は生まれつき贅沢なんだよな。好きにするさ」……ってかっこえええええ!!!
「好きにするさ」って! 「好きにするさ」って!
処刑まであと30分、失敗すれば死しかない賭けに挑む相棒に「好きにするさ」なんて言えますか普通!
ルパンを信じていればこそ、そしてルパンが自身の手で切り抜けなくてはその傷ついた誇りが回復しないことを知っているからこそですよ!
もう次元たら次元たら次元たら(以下略)!!

いやもうダメだわ私……。


新ルパン3世第148話『ターゲットは555M』


新ルVol.25最初の収録作品は『死の翼アルバトルス』……誰がどっからどう見ても宮崎ルパン。
話としてはつまらないわけじゃないんですが、そもそも不二子が不二子に見えないし。飛行艇が出まくりでねえ。たぶん宮崎駿の世界にジャンボジェットは存在しないね(笑)。
その他ルパンが天才少年と張り合う『ルパン華麗なる敗北』もけっこう好きです。
ルパンて結局優しいんだよねえ。でもルパンもIQ300の天才のはずななんだが……。
そしてお待たせしました! 次元が超見せ場の『ターゲットは555M』!

ルパンが狙うダイヤモンド展示会の会場は地上数百メートルの展望台。防弾ガラスと高圧電流に守られた展望台への道は直通エレベータのみ。
作戦の成否は次元の射撃の腕にかかっていた。


冒頭、次元が555Mの距離からの射撃を行う場面のルパンとの会話がめっちゃかっこいいんですよ。

ルパン「やれるか、次元?」
次元「無理だ……と言ったらどうする?」
ルパン「お前は言わねえさ」
次元「だったら聞くなよ」

うがが痺れるー!! その絶対の信頼は何だー!?
そして次元は揺れるクレーンの上から展望台の硬質ガラスにワンホールショットを繰り返し、とうとう穴を開けてしまうのだ!
次元の成功を待つルパンとの会話も軽妙で楽しいし♪
仲間の信頼にバッチリ応える次元も、ルパンがピンチの時も見捨てないと言う五右衛門もまたかっこいいのです。
もちろんルパンも、次元が欲しがってるのがお宝よりルパンに認めてもらうことってちゃんとわかっているし。ああ絶対のコンビだわこの2人は!!



旧ル第5話『十三代五ェ門登場』


記念すべきルパンと五右エ門の出会いの巻。なんか色々面白いものが見られます。
メガネをかけたルパンとか、「ヘイ、ユ〜、ゴエモン、ショーブ、ショーブ」とあやしい英語を使う次元とか(笑)。
ルパンと五右衛門を争わせ共倒れを狙う殺し屋・百地の企みに気づく二人だけど、五右エ門は自分を裏切っていた不二子を人質にとられていて百地を殺せず逃げられちゃいそうになるんですよね。
百地が「それがお前とルパンの違いよ! ルパンならためらわず殺しておるわ!」ってなんかいばって逃げようとするんですが(笑)ちゃあんとルパンはお見通しで「いいこと言うねえ」ってそのとおり百地を殺しちゃうんですな。
敵には容赦ないルパンだけど、その後も自分を追ってくる五右エ門を殺さないのは「なんとなくお前が気に入っちまった」から(笑)。
ゴエとの対決場面でルパンが持ち出した武器がイルカ型の水鉄砲ってところがめちゃめちゃ可愛い♪
いかに剣豪といえど、世間知らずの五右エ門はルパンの敵ではないのでした(笑)。


新ルパン3世第133話『熱いお宝に手を出すな』


ルパンが今回狙っているのは100年火山の底に眠る宝。
100年に1度、30分だけ噴火が止むそのときにお宝を頂こうとする計画だが次元と五右エ門は乗り気でない。
島の少女・クラウディアの頼みもあり、二人はひそかにルパンと敵対することに。


コレが意外と見所たくさんの話。
まずは次元&五右エ門がルパンの意見に反対。そもそも多数決を取っているとは思わなかったよ、ルパン(笑)。
やっぱりイメージとしてはルパンが「これ!」て決めたら突っ走っちゃうカンジがあるんですけどね。
でも五右エ門の反対理由がは「島の人が大事にしているものを盗むのは気が進まない」のに対し、次元は「30分しかないなんて危険すぎる」……ルパンを心配してるの! ルパンを!
でもそのへんはルパン、やるといったらなんとしてもやる男(笑)。
ちょっと細工して多数決で賛成に決めちゃうんですな。
しかし次元たちもこれは怪しいと思っていて、そのへんはキツネとタヌキの化かしあい(笑)。
島の少女・クラウディアに「宝をルパンから守ってください」と言われ、二人は「今回はルパンとは違う穴の狢になる」と言うのですが、実はルパンはそれもちゃーんとお見通しで。
「よかろう、久しぶりにこの俺と対決してみるか?次元、五右エ門」と言うルパンがめっちゃかっこいいんですけどっ!
(だがしかし自分のアジトに盗聴器つけてるってなどういうことなんだルパン)(最初から二人を疑ってたのか)(それともそれが泥棒の用心って奴なのか)

まあともかくルパンに協力するとみせかけて邪魔をするためにくっついてくる二人。
しかしなんと飛行機の中でルパンが毒蜘蛛に刺されて24時間眠り続けるハメに!
寝ている間に噴火が止まっている時間は過ぎてしまうし大丈夫、と島の原住民たちに約束する次元&五右エ門。
しかし宿に帰ってくるとルパンが目を覚ましてコーヒー風呂に入ってるんですけど(笑)。
「俺って特異体質なのかねえ」って、ルパンは毒とか薬物に耐性つけてますね絶対! さすがだぜルパン!
それにしてもルパンの入浴シーンにときめいてしまった私はかなり末期だと思いました……。
そして噴火の止んだ30分の間に噴火口に下りるルパンをなんとか邪魔しようとする二人。
だが突如ルパンを繋いだロープが切れ、ルパンが行方知れずに! そのとき始まる噴火!
「いかん!噴火が始まる!」「よし行こう!」と噴火口に飛び降りる二人!
その瞬間「え!? 逃げるんじゃないの!?」と思った私は卑怯者です(涙)。
いや……逃げるっていうか、ほら……別の入り口を探すとか……って噴火口に他の入り口があるわきゃないんだけどねははん(涙)。(私はルパンファミリーにはなれそうもありません)。
そしてルパンを見つけたはいいが島の原住民実はマフィアに狙い撃ちされ、死を覚悟した時に二人は告白するわけですな。
「すまんルパン、俺たちはお前を裏切っていたんだ」。
それに対しルパンは「いいよお、知ってたもん」……その顔のめっちゃやさしいこと!!
五右エ門は「これで思い残すことはない」って言うんですが、そこへクラウディアが助けに登場!
実は彼女はFBIの潜入捜査官だったのだ!
てわけで見事島を脱出、でもお宝は手に入らなかったなあという二人にルパンは「俺を甘く見てちゃ相棒とはいえないな。ルパン3世は英知の人よ?」てなもんで細工をした宝箱を無事ゲット……したのかな(笑)?

ともかくも今回はルパンが二人の上をいくお話で、ルパン万能説を支持する私としてはとっても楽しかったのです。
最後、計画どおりに行かないところも楽しいというかルパン自身、そういう計算を裏切るものが実は好きだったりするんだろうと思うし。
ルパンの相棒をやるってのは本当に大変なのでした。


新ルパン3世第99話『荒野に散ったコンバットマグナム』


次元ファンの間では名作の呼び声高い1作、ようやっと見れましたよー。

小国に隠されたハンニバルの財宝を狙うルパン。
ところが次元に「5年前の決闘の決着をつけろ」と挑む男が現れた。
決闘の場所は今回の獲物と同じ小国。
国境の門が閉まるまでに次元は勝利することができるか!?


なんてーかタイトルから連想する話と違うんですけど。
いや確かに散ってるよ! コンバットマグナム散ってるけど(笑)!!

しかしルパンは今回、ぜんっぜん次元の心配してません。
次元は「(腕は)五分かな」と言ってるし、五右エ門は敵に果し合いを申し込んだり心配してるんですが、ルパンは「あいつなら心配ないさあ」。
もう信じきってます。
てなもんで盗みにも無事成功し、4時に閉まる国境の門をくぐらなければならないんですが決闘は3時。
「先に行っててくれ。すぐ追いつく」という次元を置いて先に行くルパン……なんですが、マグナムすってますよ(てーか気づけ次元(笑))。
そして「国境への道しるべを残しておく」……ってパン屑ならぬ分解したマグナムかい!
必死に敵の銃弾を交わしながらマグナムの部品を拾い集める次元。
「目を瞑ってたってマグナムくらい組み立てられる男さあ」ってそりゃそのとおりなんだけどねルパン、次元が言うように「ばらまいていくならお宝でもよかったんじゃないのか」?
いやもうこれは、次元がかっこよく敵を倒すところを見たかったとしか思えないんですけど(笑)。
実際、最後にルパンが撃ち返した弾倉をキャッチしてマグナムを組み立て(空中でだよ(笑))、着地までに一発! で見事敵を仕留めた次元はめっちゃかっこよかったですけどね。
私的には次元のかっこよさでいえば『ターゲットは555M』の方が上かな?

個人的にはワニ皮でハンドバッグを手縫いしちゃうルパンが好きでした(笑)。


ルパン三昧


旧ルパン3世Vol.2。
でもやっぱり私旧ルパンはダメだ。
なんか話運びがたるいっていうか練れてないっていうか、起承転結がはっきりしないっていうか……見てて辛いものが。
『狼は狼を呼ぶ』で五右エ門がとうとう仲間になるんですが、ケンカした二人が最後は「はっはっはっ」と大笑いして意気投合するパターンは昔から同じなんだなと思ったり。
しかし私としてはルパンが五右エ門と意気投合しちゃったのに次元があっさり「面倒な仲間が増えたな」で済ますのはどうかと!!
だってお邪魔虫が増えるってことなのに! 今でさえ不二子が充分邪魔なのに!
それとも何か! 二人の間には誰も入り込めないという余裕の現れか!
と意味もなくエキサイティングしてしまったり。

続いては新ルパン3世Vol.14。
『とっつあん人質救出作戦』ではICPOに突入したテロリストに捕まった銭形警部を「扉のない金庫から盗んでもつまらないよなあ」と言うルパンが粋で!
しかし一文にもならない仕事を当然不二子は拒否、浪花節の五右エ門は協力するといい、次元は「コレで決めるか」とダイスを投げます。奇数なら協力、偶数なら降りる。出た目は奇数、なんですが。
不二子チャンいわく「馴れ合いもここまでくるとたいしたもんね」……最初っから奇数が出るよう仕掛けのあるサイコロなんすから(笑)。
最初からルパンのためなら協力する気のくせに照れくさいから言い訳しただけなんすからねえ、次元(笑)。
でも次元、とっつあんもライバルだぞ!
何しろルパンが死んだと思って「わしは本当はお前が好きだったあ!」と泣くとっつあんにルパンはこっそり「俺も好きよ」なんて呟いてたりすんだから!
本当、次元てばライバルが多くて大変ですよねえ(笑)。

『不二子、男はつらいぜ!』ではとある小国の王子と不二子が婚約! 結婚を阻止するには行方不明の黄金の鐘を探して盗み出さなければならない……てなもんで、ルパンにこれがいい機会だとばかり不二子を諦めさせようとする次元と五右エ門が妙に切ないです(笑)。
最後、本当に結婚する気の不二子と王子の結婚式の神父までやってやって、でもちゃあんと黄金の鐘は頂いてきちゃうルパンがいいですね。やっぱルパンは泥棒ですから。

そして次元の昔の銃の師匠が出て来る『復讐はルパンにまかせろ!』。
かつては世界一の殺し屋として知られた『スペードのジョー』が年をとり仕事をしくじって追いつめられた時、次元に助けを求めて来るわけですが、「ルパン、付き合ってくれ!」って寝ぼけてるルパンをパジャマ姿のまま拉致してんですけど次元。
そんなに一緒に来て欲しいのかとツッコミそうになりましたよ私や(笑)。
でも寝ぼけて次元の肩によりかかるルパンの可愛らしさにはくらっくら来ました。マジ可愛い……!
運転の邪魔だと押し返す次元だけど、それは照れてるのよね、照れてるのよねっ!!
つーかまいんちあんなもん見てたらそら次元、理性が持たないわ……(だいぶ次元×ルパンに傾いてる最近の水原さんです)。
そして目が覚めたルパンですが相手が殺し屋と聞いたら「俺は血を見て喜ぶ殺し屋とタコは大嫌いなんだ」と冷たい口調で次元を置いていっちゃいます。
……本当に嫌いなんだなあ、殺し屋。やはりそんなルパンがかつて殺し屋だった次元とつるんでいるのには何か深いワケが……。(←過去設定捏造中)
まあそれはさておき、次元がジョーとパリに向かう途中襲われますが、やっぱりルパンは助けにきてくれちゃうわけです!
「虫の知らせでな」ってそれは愛のテレパシーのことね!!
しかし案の定、ジョーは元々泥棒への転職を決意し、次元を利用して商売仇になるであろうルパンファミリーを消そうとしてたわけです。
ルパンは復讐を決意。あっさり斬ろうとする五右エ門に対し、「次元のためにも、思い入れたっぷりの復讐をしてやる」って! 次元のために!!(←少し落ち付け)
そしてなんと物質転送装置なんぞ使ってNYから盗みをやっていたジョーのもとに自分を転送しちゃうルパン! んな無茶な! 皆もっと真剣に止めろ!
ルパンが『ザ・フライ』の蝿男みたくなったらどうするんだっ!!
でもまあそこはアニメなんで上手く行っちゃうんですけどね。
ルパンが先に行って、当然次は次元だと思ってたんですが、届いたのはダイナマイト。
やっぱり怖くなったんだな、次元。と思ったのは私だけっすか……?


突然だが


新ル『不二子! 男はつらいよ』で、次元が考え事をしているルパンに煙草をくわえさせてやり、さらに火をつけてやる場面が忘れられません。
なんて過保護なんだ君は。
本当に愛しちゃってるんだな……。(そろそろ腐ってきました)


新ル第32話『ルパンは二度死ぬ』


ピューマという凄腕の殺し屋がルパンを狙っているという情報が入る。
だが挑戦は受けると自ら出向いたルパンはピューマに撃ち殺されてしまった。
嘆き悲しむ次元・五右エ門・銭形。そしてルパンは自らが選んだ墓碑銘の下に埋葬される……。


というわけでこの話の見所はルパンが死んだと思って暴れまわる次元と五右エ門。
いやもうそりゃすごいです。大泣きに泣きながら「ピューマ出て来い!」と外へ向かって駆け出し、次元は銃を乱射、五右エ門は斬鉄剣振り回しの歩く凶器状態。
そしてそれを遠巻きに見つめる付近住民(笑)。(←逃げろよ)
だがそこまで暴れるならもっと早く止めてやれという感じなんですが……ルパンも言い出したらきかない人間ですからねえ。
おまけにこのピューマ、顔を知っている人間もほとんどいないのは仕事が終わったら依頼人も殺しちゃうからって、そんなことやってたら誰も仕事依頼しなくなるだろう……。
まあ確かに腕はいいみたいで、狙いはルパンのみ!ってことでテラスでのんびり食事している次元と五右エ門を外してルパンだけ狙い撃ちしたりとかしてます。
つかそこで食事してる次元と五右エ門を見てるとやっぱりのんびりしすぎだと思うのは気のせいでしょうか。
まあルパンなら大丈夫と思ってるのかもしれませんが、そんなこったから「敵を欺くにはまず味方から」なんてルパンに騙されちゃうんだっ!!
トリックの片棒担いだ葬儀屋より信用されてないよ、次元……(涙)。

他に同じビデオに入ってた話だと『白夜に向かって撃て!』で、次元が敵方についた殺し屋を偵察に行って「あいつはただものじゃねえ! 背筋がゾクゾクしたぜ」とルパンを止めようとする場面があるんですが、それルパンの変装なんですけど。
また騙されてるよ、次元……(涙)。
しかしもと殺し屋の次元を震え上がらせるなんてやはりルパンは只者ではないのでした。

ここまでいいように弄ばれてる次元が攻めだっつーのもある意味果てしなく間違ってる気はするんですが、攻めってゆーか……惚れてるのは次元の方なんだよ絶対……(涙)。


新ルパン3世第26話『バラとピストル』


スペインのレストランでフラメンコダンサー・リンダに見とれるルパン。
だが彼女は次元にバラを投げる。その直後、レストランに賊が侵入して彼女を誘拐。
次元はマイヤーの組織を逃げ出そうとした為に制裁を受けようとしていたリンダを救い出し、組織から彼女を守ると約束する。
一方、ルパンは不二子を誘拐したマイヤーに決闘しようと呼び出されるが、
決闘場所にいたのは次元だった。
互いがマイヤーの変装だと思い撃ち合う二人は、銃弾に倒れ……。


てーわけで、次元ファンなら見ておけ!と言われる『バラとピストル』ですが、前半はとにかく次元がヘンです(涙)。
いやだって! ルパンが美人のフラメンコダンサーに見とれるのはわかるんだ!
次元が逆に彼女にバラ投げられてウインクなんかされちゃってドキドキするのもわかるんだ!
そんでそんな単純な理由で誘拐された彼女を助けに行っちゃうのもわかるんだ!
次元てそういう男さ!(次元が行かなくたってルパンが行って、結局次元はついてくハメになっただろうしな)
でもその後、助け出したリンダに「男らしくてハンサムで素敵」とか言われて「見かけだけじゃない。中味もそうなんだ」って答える次元なんか次元じゃない(涙)!!
おまけに組織に追われる彼女に「守ってくれる? いつまで?」と言われて「いつまでも」なんて、会ったばかりの女にそこまで入れ込む次元なんて次元じゃない(涙)!!
でも最初リンダにコナかけられた時、ふてくされるルパンに「前から思ってたんだけどな。本当はお前より俺の方がハンサムなんじゃねえかな」って言う次元は可愛いです(笑)。

まあともかく、後半はかっこいいですよ次元!
ルパンと次元、互いを敵の変装だと思って本気の撃ち合いです。
でもルパンの方は冷静なんで「ニセモノにしちゃあ腕がよすぎるし声も似てる」と思案。
互いを見分けるのにコインを撃ち合う二人がめっちゃかっこいいです!
そんでそれだけで通じ合って、ペイント弾で互いを撃ち合って相撃ちだったように見せかける二人。
ホントに「ツー」「カー」ってカンジです。(あーそういや「電撃ハトポッポ作戦」じゃ「俺の考えてることわかるか?」「わかんねえ」なんてやってましたな。「それでも相棒か? ツーといえばカーだろ? ツー」「カーか」とかね(笑))
しかしアレ、コインを撃ち損なったら「お前は次元じゃない!」とかって撃っちゃったんだろーか……。
超一流しか認めない男たちですねえホント(笑)。
まあともかく、見事敵を欺いた二人ですが、次元はリンダに裏切られていたことを知り、マイヤーと彼女を追い、車に狙い澄ました一撃!
そして車は彼女ごと崖下へ……次元は彼女に貰ったバラを撃ち、自分の心に決着をつけるのでした。

……ところで不二子ちゃんはどうした(笑)?


新ル第110話『激写! これが不二子だ』


実はあんまりタイトルと内容は関係ない気がするんですが、ともかく某国家の大事なカメラが盗まれまして、その犯人と疑われて次元とルパンが捕まり拷問を受けます。
科学の力で潜在意識から苦手なものを割り出しそれを付き付けるとゆー拷問で、次元は女性恐怖症の気がありと診断され、ルパンはくすぐられるのがダメって本当にくすぐられまくりです。この国は馬鹿です。
いやまあそれも置いといて!
拷問の後、手錠をかけられ牢獄に入れられている次元、そこへルパンが入れられます。ずーっとくすぐられていたルパンはパンツ一丁の裸同然で。
そんで当然次元が(ほとんど)裸のルパンをやさしく抱きしめるんですよ!!
次元が! 次元が裸のルパンを!!(←大興奮)(少し落ち付け)
しかし残念ながら場面はそこで切り替わり(ちっ)、五右エ門が助けに来てくれたときには、ルパンをひとつきりのベンチに寝かせ、自分のスーツをかけてやってます。
古今東西、自分のスーツをかけてやるってなポイント大ですよねっ!!
いやもうその見えない場面ではきっと次元がルパンを抱きしめて「大丈夫か、ルパン。ちくしょう、ひでことしやがる……」と悔し涙を流し、ルパンが「たいしたこたあねえよ」とやさしい笑みを浮かべながらその胸に頭を預けていたに違いないと!
次元、思わず押し倒しそうになる自分を抑えて(何しろルパンは拷問されて疲れ切ってるんだからっ)(そうでなきゃ絶対)ルパンをそっと寝かせてスーツを着せかけてやったわけですね……うっとり。(←馬鹿)(もう末期)

いやしかしすごいのはさらにこの後で。
実はそのカメラ、不二子ちゃんが手に入れていて、早速ルパンが盗み出します。
しかしどこが普通のカメラと違うのか?
悩んでるところへシャワーを浴びようとしていた次元登場。次元の鍛えられた上半身が拝めます。
さすが世界一のガンマン! いやよく鍛えられて! 浅黒い肌がまた痺れます!
先に見たルパンの白い肌を見たらやっぱり次元×ルパンだなと萌えを新たにしたりとか。
そして何気にそのカメラで次元を撮ったルパンですが、そこにはなんとシャワーを浴びる次元のヌードがバッチリと!!
未来を写すカメラが目盛が3分後に設定されてたんですけどね。
次元のシャワーシーンっすよ!?
しかも後姿とはいえ、お、お尻までバッチリ……水原さんが鼻血を噴きそうになったのは無理もないことかと! ええ本当に!!

次元×ルパンの抱擁シーンと次元のシャワーシーンだけ繰り返し見てしまいました……。
ああもうこれはやっぱり次元×ルパンでHも書くしかないわ!
いやもう実は既に書いてるんだけどもうちょっと濃い奴も(爆)!

てーことでいまともかく脳みそが次元×ルパンでやられてます。ぴー。(←頭の上で薬缶が沸騰する音)


新ル第112話『五右エ門危機一髪』


すっかり『激写!……』に心を奪われてしまった水原さんでしたが、なるほどこの作品確かにゴエファンには美味しい作品だと感心しました。

一人温泉に入っていた五右エ門は、二人組みの殺し屋ウルフとローズに拉致される。
ルパンを殺して名を挙げようとしている二人は、ルパンの弱点を吐けと五右エ門を拷問するのだった。


軽いノリの作品が多い新ルにしては珍しくハードな場面が多い作品。
五右エ門の拷問なんかマジでやってます。見ててむっちゃ痛そうです(涙)。
それでも「仲間を売るくらいなら死を選ぶ」という五右エ門、漢だね!

しかしこのウルフとローズって殺し屋はけっこう笑いました。
そもそも車にバラをくわえた狼をペイントしている時点でどうかと(笑)。
五右エ門を狙うのはいいんですが「ルパンの弱点を吐け!」って、弱点て具体的にどんなものを要求してるんでしょうこのひとたちは。
でも「ルパンは女に弱いハズ」ってローズが色仕掛けを提案するんですが、ウルフは「ルパンは女にかけても凄腕だと聞く」と止めます。
実際、ローズは不二子に化けて乗り込んでいくけど騙されたフリをして見事彼女をやりこめるルパン。
いやーそうよね、やっぱルパンは天才的色事師でもあるのよ!
その割に最初は淋しく不二子チャン人形でお風呂で遊んでたりしますが……そのとき、次元がいるのにそんなことせんでもと思った私はかなり腐っている模様(笑)。
ともかくルパンはローズのあとをつけて五右エ門の居場所を突き止めます。
それはいいとしてウルフ、ギターが銃になるってのはどうよと思うんですが。
そのギター、しかもちゃんと弾けるんですよ。なにろ五右エ門の拷問に使ったくらいで。
ヘッドフォンかぶせてギターを爪弾くと五右エ門が凄い形相で苦しむんですが、それを見て妹いわく。

妹「その拷問は振動が嫌なのか、それともすごく下手なのか?」

爆笑しました(笑)。
そして拷問でずたぼろになった五右エ門を助けたルパンが感動で目をうるうるさせながら五右エ門の頭を撫でるのがなんともいえず……いや私はどっちかというと五右エ門×ルパン派なんですが……。(だって絶対五右エ門てルパンに惚れてるって! 自覚ないだけで! そのうえ次元いるし!)
ウルフとの決闘、なんと「自分にやらせてくれ」って五右エ門ずたぼろの体で勝負に挑みます。
「その手では刀も握れまい!」って言われるんですが口で刀をくわえて
いやそれはいいんです。確かにその場合は口しかあるまい。
でも口で刀をくわえた場合、切ることはできても刺すのは無理だと思うんですが……しかもなぜ背中に刺さる。
いろいろ不思議マジック……でも五右エ門だもんなー。なんでもありか(笑)。


新ル第58話『国境は別れの顔』


次元主役のしぶーいお話ですね。

モスクワでプリマの髪飾りにつけられたダイヤを狙ったルパンと次元。
しかし次元は負傷し、ルパンと離れ離れになってしまう。
彼を救ったのはプリマバレリーナのモニカ。
亡命を希望する彼女は、共に逃げて欲しいと次元に頼む。


というわけで次元、女性と愛の逃避行!!
……ですがまあ話はかなりのところ次元×ルパンです。
まずは次元が負傷し、ルパンと離れ離れになる場面。
引き裂かれた二人の悲しみが胸を打ちます。まるでロミオとジュリエット。え、違う?
まあそれはともかく(笑)。
義理堅い次元、モニカに救われ、彼女と夫婦という設定で国外逃亡をはかるわけですが。
声がメーテルの金髪美女と一緒だというのにこの男、ルパンのことしか考えてません。
「あたしたち似合いの夫婦になれるんじゃない?」と言われりゃ「俺の相棒に聞かせてやりたいな」、いざ国境に突っ込む時でさえ「俺が美人と心中したと聞いたらルパンの奴なんて言うかな」って、それじゃモニカも惚れようがないだろう(爆)。
しかしとことん義理堅い次元は、国境で追いつめられるとモニカだけを逃がしてやるのです。
警備隊に捕まり、銃殺されるという瞬間にも目隠しを拒む次元、おっとこまえです。
なのに最期の言葉は「あばよ、ルパン」なんですから、本当の本当にこの男、ルパンのことしか考えてません。
でももちろんその瞬間ルパンの助けが!!
縄をほどこうとするルパンが抱きついているようにしか見えないところもポイントです。
感激の再会ですよ!!
「今度こそは一緒にずらかろうぜ」ってルパンの言葉が胸にしみます。

さて西側で約束どおりモニカに会いに行く次元。
でも彼女の目的は、次元の包帯に隠したダイヤだったのです。
もしも次元が彼女によろめいてりゃ一緒にアメリカへ逃避行だったんでしょうが、あれだけ「相棒相棒」言われりゃ無理だと最初っから諦めていたモニカは銃をつきつけて次元を脅すわけです。
でも次元はとうにそんなことは知っていて、ルパンがバックアップしていたり。さすが次元!
しかし彼女に二度命を助けられた次元は「これで貸し借りなしだ」とダイヤを渡してしまうのです。
そんでルパンに「お前が女嫌いなんて嘘だ! このロマンチストめ!」と怒られてますが。
でもルパンもそこに惚れてるくせにとか思う私は腐ってるでしょうか。


新ル第55・56話『花吹雪謎の五人衆』


果たして前後編でやる意味があったんだか謎の話。

富岳三六景の浮世絵をすべて盗んだルパンたち。
だがその絵を狙って現れたのが謎の五人衆。
不二子を人質に取られ仕方なく浮世絵を納めた金庫の秘密を明かすことになるルパンだが、その金庫を守る五右エ門が五人衆にほだされてルパンの敵に廻ってしまう。


ということでわかりやすく言うと、「五右エ門、君はバカだ」の回。
いや……まあ五右エ門はもともとお馬鹿なところが可愛いっちゃ可愛いんですが、今回も見事に敵の口車に乗せられてます。
「あの連中、ろくな武器も持たずおぬしに挑もうとするその心意気に感じ入った」ってルパンに切りかかってますが、あのね、五右エ門?
そういうのは心意気とは言わないのよ。
それは無謀とか身の程知らずとか、もっとわかりやすく言うと「馬鹿」ってやつなの。
これがルパンが親の仇とかゆーならそれでも挑もうって気持ちに感じ入ってもいいが、単に「ルパンは浮世絵を不二子にやるつもりなんだ! 泥棒の風上にも置けない!」って……子供じゃないんだからそんな理屈で説得されるなよ。
情けなくておねーさん涙が出らあ(涙)。
そんでルパンに本当に切りかかっちゃって、その後自分が騙されていたことに気がついていきなり切腹しようとする五右エ門は相変わらずお馬鹿で可愛いですが。
介錯を頼まれ、勢いで引き受けたルパンが結局できなくて殴り合いで決着つけちゃうんですがね。
ルパンて五右エ門には甘いよなあ。
これが次元なら……次元なら……って次元がルパンの敵に廻るなんてありえないからまったく無意味な仮定でしたね(爆)。


新ル第57話『コンピュータかルパンか』


感想書くつもりはなかったんだが気がついたら長くなってました……。

今回、突然とっつぁんがルパンに泥棒にしてくれと頼みます。
ところが持ちかけられた仕事は一文にもならないと不二子はともかく、次元と五右エ門まで出て行っちゃうんですよ。
いいのか次元!? ルパンととっつぁんを二人きりにしたりして!!
いやまあわりとよくあることではありますがそのときはいつも追うものと追われるもの、という緊張感というか壁があるのに、仲間となったら……!!
とかドキドキするじゃないですか!!(私だけか?)
そして二人でハンター博士の金庫に挑むんですが、自分のデータをすべてコンピューターに組み込まれているルパンは、迷路から脱出するために道をとっつぁんに任せます。
任せるのはいいんだがなぜルパンがとっつぁんにおんぶされてるのか。
道を決めるだけなら別におんぶしてもらわなくても!!
こんな場面を次元が見たらなんていうか!!
……で実際次元、とっくに忍び込んでるし。
きっとモニター見ながら煙草のフィルター食いちぎったりモニターにマグナムぶっぱなしそうになって不二子チャンあたりに羽交い絞めにされてたりしたことでしょう(笑)。(そんで不二子チャンが「ちょっと五右エ門、見てないで止めてよ!」て言っても五右エ門「無理もない」とかってむっちゃ非協力的なんだな)
最後は再び追うものと追われるものに戻るルパンととっつぁんですが、おそらく次元、改めてとっつぁんはライバルと心に刻んだと思われます。
投げ手錠を弾き飛ばしたあの弾丸には絶対恨みがこもってました(笑)。
しかしその夜の二人はさぞかし熱かったに違いありません(爆)。

次元「なんで銭形におぶってもらわなきゃならなかったんだよ!」
ルパン「うるせえ! もとはといえばお前が出てっちまうからだろうが」
次元「なんで俺が恋敵の手伝いをしなきゃなんねえんだ!」(←失言。はっと口を覆うがもう遅し)
ルパン「へええ? とっつぁんてお前の恋敵なんだ、次元チャーン? それって誰を争ってるのかなあ?」(←とっても意地の悪い笑み)

とかね。ああうっとりー(笑)。


新ル第42話『花嫁になったルパン』


Vol.7は全体に次ル度低かったです……(涙)。
その中で上手くやれば次ルだったのにー!というのがこの『花嫁になったルパン』。
何しろ花嫁ですから! 花嫁!!(←鼻息も荒く)

大富豪オナベスが作った、美女と美術品だけ乗せた船に忍び込むルパンと次元。
しかし最初の作戦に失敗、オナベスに一泡吹かせようと燃えるルパンは一人で女装して船に乗り込む。
ところがオナベスが女装したルパンに一目惚れ、迫りまくってとうとうルパンはオナベスと結婚式を挙げてしまう。


……てーことでなんてゆーか非常に珍しいものを見たなと。
ルパンの女装、『ファースト・コンタクト』みたく着ぐるみ(?)じゃなくカツラと化粧ですから。
でも思ったよりは美人だった。(ちょっと意外だった……)
不二子チャンより女装ルパンを「個性的だ」と選ぶオナベス、ある意味目が高い。
そしてとうとうプロポーズ!
「でも私胸もないし」「お尻も薄いし」と必死に逃げても「手術すればいい」、とうとう「俺は男だ!」とバラしても「誰にでも欠点はある」と全く動じないオナベスに、ルパンもついに「結婚してやらあ!」と腹をくくります。(元ネタは「お熱いのがお好き」だっけ?)

つまりルパンには押して押して押しまくれってことだよ次元!!

それなのに、最初海に飛び込んだくらいでイヤになってルパン一人で船に乗り込ませたりするから突然ルパン結婚の知らせを受け取ってトンビに油揚げになったりするのよっ!!(意外と根性ないぞ次元……)
そしてルパンの結婚の相手がオナベスだと聞いて「お前そのケがあったのか。いや言い訳するな。絶交だいっ!」といきなり電話を叩きつけてます。
絶交ってあんた。(子供か)(突然ルパンが男でもオッケーだったとわかって動揺してます)(ならもしかして自分でもとかいきなりグルグル廻ってます絶対)
まあともかくルパンは「慌て者! 話を聞け!」ともう一度電話して計画を打ち明け、見事最後はオナベスの美術品を頂くわけですが、その前にちゃんと結婚式は挙げました。

たとえ芝居とわかっていても、『卒業』のように奪いにきてほしかったよ次元……(涙)。


新ル第129話『次元に男心の優しさを見た』


常に内乱に揺れている国に『裸のビーナス』という絵を狙って一足先に潜入した次元。
しかしそこで次元は偶然、軍に追われているサンドラという女性を助けることになる。
彼女は実は前大統領の娘で、革命が起きる前に大統領官邸から父に贈られた『裸のビーナス』を取り戻そうとしていた。


というわけで次元が主役の回です。
タイトルはもうちょっとなんとかならなかったのかと思うんですがね。
今回は本当にルパン出番ないです。
代わりに次元大活躍。軍服かっこいい♪ 寝巻きがかわいい♪
絵の仕掛けを破るためにあやとりを一生懸命覚えてたりとかね(笑)。
撃たれた彼女の足から弾を抉り出す場面が妙に色っぽいんですが、ルパンにもそんなことしてやってるんですか。しかも気絶するまで。(鼻血)
このネタはぜひSSに使おう……!!(←骨の髄まで腐女子)

その他名台詞としては革命のさなかへ飛び出していこうとする時、ホテルの人間に止められて「チップをはずむから勇気をわけてくれねえか」って出て行くところでしょうか。
官邸に忍び込むときも「あとは任せたぜルパン、……と言いてぇとこだが」なんて、ルパンに対する信頼とかルパンがいない淋しさとかがありありと。
でもルパンと五右エ門が助けに来たとき、次元は「獲物を女にプレゼントするなんて俺のガラじゃないが」と言いながら、本当に絵をサンドラにあげちゃうのです。
ルパンも先に乗り込んで苦労してたのは次元だからか珍しく反対はしなかったけど。
でも、ルパンが欲しがってた絵なのになあ。
ルパンが欲しいと言ったからこそ、次元はこんな危険な国に一人で潜入して頑張ってたと思うんだけど。
それでもあげちゃうあたりが次元なのね。
でもその後いったい何でルパンの機嫌をとったのかが気になるところです(笑)。


『新ルパン三世 vol.9』


なんとゆーかルパン女性とからみまくりの1巻。

『可愛い女には毒がある』では次々結婚した男が変死したという女性・ザクリーヌの財産を狙うルパンですが、コブラに襲われ救われたのが当のザクリーヌの館。
そんでもってあっという間にこのザクリーヌと恋仲になってます。
ここでかわいそうなのが次元(笑)。
ビーチや高原でいちゃつく二人を眺め、仲良くひとつのジュースを飲む二人を睨みながらジュースにぶくぶく息を吹き込んでみたり(笑)、あげくに突然の雨でスーツを頭から被って走っていたらルパンとザクリーヌは傘が2本あるくせに仲良く相合傘。
てことで当然次元はキれます。いやむしろよくここまで我慢したと(笑)。
ルパン、どの程度ザクリーヌに本気だったのか謎ですがラストの背中には哀愁ただよってます。
今回のルパンはかっこよし。

そして前後編『私の愛したルパン』。

かつてルパンを庇い銃弾に倒れた女性コーネリアが、突如密輸組織のボスとしてルパンの前に姿をあらわす。
その謎を調べるルパンたちに死者が襲い掛かる。


というわけで、ルパンの女性に関する辛い過去発覚。
あーでも私もSSで使ったわこのネタ(笑)。
恋多き男だからねえ、ルパンも。
次元、ルパンがコーネリアとの過去を語ってるときにやたらクチバシ入れて怒られてます。
そりゃあしらふじゃ聞けないよね(笑)。(幾ら昔の話でも……)
記憶を失い、父親に操られるコーネリアに必死に呼びかけるルパン。
しかしついに彼女がルパンを撃とうとするとき、次元の銃弾が彼女の胸に!
「恨むなよ、ルパン。撃たなきゃお前が殺されてた」……切ないな次元(涙)!
本当は恨まれることも覚悟して、でもルパンを死なせることはできなかったのよね!!
まったく恋多き男に恋する男も大変なのでした(笑)。
ちなみにこの回、コンピューターになってる親父とか、コーネリアの死後の姿を見ないでくれとか、なんか松本零士ぽかった……。

次が『エマニエルは天使のささやき』。
ポアロの孫娘とかいう金髪美女が出てきて不二子と不老不死の経典を争い、色仕掛けでルパンを味方につける話。
ルパン立ち直り早すぎ。と突っ込んだのは言うまでもありません(笑)。
でもこのエマニエル、愉快なお嬢ちゃんでした。
スケスケの洋服とか格好もすごいが、失敗したルパンを殴った女てのは初めて見た気が。(無理やり言い寄って叩かれたことはあったかもしれんが)
ピンクの脳細胞て言われてたのがめっさ笑いました。


新ルパン三世 地獄へルパンを道連れ』 NEW!


テレスペ前にちょっとだけ再放送していた新ル。
その中でちょっと萌えたのがこの「地獄へ〜」だったり。

レディ・ブラックという大富豪の女性とルパンが不死身かどうかについて賭けをした不二子に誘き出され、ルパンと次元は罠を張り巡らせた建物に閉じ込められてしまう。

というわけで相変わらず危ない遊びが好きな不二子ちゃんです。
本当にルパンが不死身だと信じているのかいないのか(笑)。
一方ルパンも嫌な予感がするらしく、仕事を下りた五右エ門に形見分けしてます。
初めて見ましたけどね、そんな懐中時計は(笑)。
しかし五右エ門は見送ったくせに、同じように下りようとした次元のことはふんじばって猿轡まで噛ませて拉致ってます。

地獄へ道連れって次元のことか(笑)。

まあともかく見事閉じ込められたルパンと次元、ケンカしながらも罠を次々と潜り抜けます。
一方ルパン打倒に燃えるレディ・ブラック。
まあこれが女装した男だというのはわりとすぐ想像がつくうえネタバレもしてます。
しかしその様子からてっきり私は、ルパンと恋仲になった彼の母親が死んじゃってその恨みを晴らすためとかそういう理由だとばかり思ってたんですが、彼はこう叫びます。

「ルパンに勝たなきゃ僕はいつまでもルパンにとってママの付録なんだ!」

……え?

恨みとかじゃないの? ママ何も関係なし?
てゆーか、それは『恋』じゃないのか?
しかも「女好きのルパンが女にこてんぱんにされるところが見たい!」ってそれと君が女装して勝つのは違うだろう。
何なのこの怪しい坊ちゃまは(テレビの前で腹を抱えて笑いましたさ(笑))。

ともかくレディ・ブラックは不二子ちゃんの保険により命を落とし(不二子チャン、脅しにしちゃあ仕掛けた爆薬多すぎ……)、しかし出口のない迷路で毒ガスに巻かれ絶体絶命のルパンと次元!
いよいよ最期かと覚悟したとき、形見分けと称した発信機で駆けつけた五右エ門が助けてくれるのです!
なんてーか今回の五右エ門は攻めでした。
私がルパンなら惚れそうなくらい(笑)。

でもルパンが一緒に死にたいのは次元なんだよね……かわいそうなゴエ……(涙)(え、今回こういう話じゃない?)(いやでもこれは絶対)。

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