My Impressions

テレスペ・原作等の感想です(順不同)。


『ルパン3世 ファースト・コンタクト』


私を突如次元×ルパンに叩き落した運命の作品(笑)。

次元の「野良猫か……」に始まる出逢い!
オープニングのルパンもかっこいい! 見事なカーチェイスでマフィアを片付けてしまうその腕前はさっすがA級ライセンス!
そんでもって出逢いでハートを鷲掴みにされてる次元!!
それからはもうボディガードの仕事そっちのけでルパンを追ってます。
それを見て「これは脈アリ」と踏んだのか、早速オトシにかかるルパン(笑)。
こっそり次元の車に忍び込んで「最初にピーンときたんだ。俺たちは似たもの同士なのよ」とアプローチ!
でもこの恋のトキメキを認めたくない次元(笑)、「欲しいのはてめぇの命だ」と頑なです。本当に素直じゃありません。
そのくせルパンを他の男に取られたくないあまり味方のはずのマフィアまで銃撃してますから、そら「裏切り者」言われちゃうわけだよ……。
マフィアに捕まって二人っきりで閉じ込められ、ルパンに「休戦と行かねぇか」と言われてもまだ素直になれない次元。
でもマフィアのボスがルパンに次元を殺せと命じると「やりなルパン!」とルパンのために命を捨てる覚悟を見せちゃうの!
もうこうなったらルパンも後には引けないですよね!
ルパンは「自分のモノ」にはとことん甘くて大事にしちゃう人だと思ってるので、もうこの時点で次元はルパンのもの確定ですから、そら殺したりはできません。不二子より次元を取っちゃうんだもんなー!
やはり二人が出会ったあの瞬間に、愛はもう芽生えていたんですよ!!
その後五右エ門が乱入してのアクションシーンもかっこいいっす。ルパンファミリー最初の勢ぞろい! 敵がちゃちいくらいですよ彼等にとっちゃ。
そしてマフィアのアジトで、追いつめられた次元をかっさらってくるルパン!
ついでにこのときマフィアからかっぱらったのがベンツSSKってとこが設定細かくていいっすね!
おまけに突然銀行を前に「俺の夢さ。……おまえとならやれる」と次元に夢を語っちゃうルパン。
夢を語る男に弱いのは万国共通なのだな(笑)。
グラグラきながらもルパンの元を去る次元……でルパンの代わりにゴエとの果し合いに行ってたらもう告白したようなもんだと思うのは私だけかっ!?
「奴には借りができちまった」「ルパンをやるのは俺だ」なんて言い訳してもするだけムダだよ次元……。
最後はルパン・次元・五右エ門揃ってマフィアをやっつけちゃうわけですな!
あ、すっかり忘れてましたが銭形のとっつぁんも出てます(笑)。彼もある意味ルパンとの運命的な出逢いを果たしたわけですな。
そして最後、銭形から逃れたルパンの前にスッと現れるベンツSSK……当然そこには次元が!
しかし次元てソファでも車でもふんぞり返ってるのがやたら似合う男だ。でもそこが好き♪
「次は何をやる?」「勝手に決めるな」と言いながらまんざらじゃない次元にルパンは例の決め台詞「いつかその帽子を脱がせてみてぇんだよ」……。
かっこいいいい!!
たとえ半分以上ルパンの作り話だとしてもかっこいいじゃないすか!
エンディングもめっちゃかっこよく、ルパンが「夢だ」と語った連邦準備銀行を襲い、でも目的は金じゃなく、出逢いのきっかけとなったお宝『クラム・オブ・ヘルメス』だってとこがまたイカスよね!
タイトルが最後の最後に来る見せ方がまた!
気球に浮かぶ文字は『THE WORLD IS MINE』……ああもう、本当に世界はあんたのものだよ、好きだぜこんちくしょう!!


『ルパン3世 生きていた魔術師』


世間の評判はあまり、というかかなりよろしくありませんでした。
が、これは一応自分で見てから判断すべきだろうなあと思ってレンタルしてきたんですが。

マジ語る価値がありませんでした。

いやもう本当に! 感想書くのも馬鹿馬鹿しいってか、そもそもこれはどんな話だったんだ!?みたいな。
終わった瞬間、「…………へ?」ってマジマジと画面を見つめてしまったり。
マジックだか超能力だかを使う魔術師とやらとの前回因縁話はまったく解説なし、皆の見せ場もたいしてなし、おまけに45分しかないんですけどっ。
でエンディングのあとにわけわからん「不二子編」とか「謎の老人編(笑)」とかついてるし。
こんなんならテレビシリーズの30分ストーリーが4〜6話入ってる奴借りて来た方がよっぽどマシだったよこんちくしょう!!


『ルパン3世 アルカトラズ・コネクション』

昔テレビスペシャルで放映されて見たことあると思いましたがまた見てしまいました。いや今回見るとこ違うし(笑)。

客船に見せかけたカジノ船を襲ったルパンだが、銭形警部によってギリギリで阻止される。
しかしルパンの本当の目的はカジノ船が探っていたシスコ沖の沈没船のデータだった。
莫大な金塊を積んだ沈没船のデータを取り返そうと、アメリカ西部の悪党を支配する組織『シークレット7』が襲ってくる。同時にシスコ警察の警部がルパンたちを追っていた。


しばらくテレビシリーズを立て続けに見てたので声が栗田貫一なのがちょっと違和感。でもアクションとか決め所はルパンぽくていいカンジです。
そしてもちろん今回の目当ては次元萌えですから(笑)。
五右衛門はあっさり女に引っ掛かっていて不二子ちゃんはいつもどおり、しかし次元だけはルパンを心配してくれるのです♪
「さすが相棒」と手を打つ二人が素敵♪
シスコ名物ケーブルカーでマフィアと追いかけっこをしていて、ルパンが「なんとかしてくれえ!」って言うと「あいよ」で本当になんとかしちゃう次元が好きだ!
「ハイエナ」と呼ばれる殺し屋との戦いの場面でもタバコをくわえて「このかっこつけめ」と呼ばれたり!
そしてマシンガンをぶっぱなしまくる敵をたった一発で仕留めて「銃の腕は撃った弾の数じゃないぜ」という次元がめたくそかっこいいのー!!
今回銭形のとっつあんもかっこよかったし。やっぱ銭形警部がかっこよいからこそその上をいくルパンがかっこよく見えるってもんよね♪
でもラスト、オレンジのキャップとポロシャツは全然似合ってなかったよ次元……(涙)。(次元はスーツじゃないと! スーツじゃないと(涙)!)


君は猫、僕は犬


絶対次元は犬でしょう。黒い大型犬。鼻面の黒い奴。ちょっと雑種?
そんでルパンは猫。実は猫じゃなくライオンの子供だったりするんですけど一見猫(笑)。

そして黒犬はこの猫が大好きで、猫が悪戯して鼻面を引っかかれ血を流しても、涙目で自分の鼻を舐めながら決して猫(でも実はライオンの子)(←しつこい(笑))の傍を離れずせっせと毛皮を舐めてやったりしてるんですな。
一方猫はといえば狭い穴をくぐったり高い塀の上を歩いては「何だついてこれないの?」って顔で振り返って、黒犬は必死でそのあとをついてったり。(←でも保護者のつもり)
で、得意満面の猫がうっかり足を滑らせて塀から落っこちそうになると、黒犬が首の後ろくわえて必死に引きずり上げるわけだ!

なんだか私いま『ルパン3世』について語りきったという気が(笑)。
犬&猫好きとしては、でかい黒犬と猫がよりそって丸くなって眠ってる姿を想像しただけで悶絶します♪


『ワルサーP38 In Gedenken an die Walther P38』


とある要人の屋敷に出されたルパンの予告状。だがルパンには覚えが無い。
その意図を確かめる為潜入したルパンだが、突然の侵入者たちにより要人は暗殺され、ルパンを追っていた銭形警部が撃たれる。
銭形警部を撃ったのは、シルバーメタリックのワルサーP38だった……。


今回はルパン過去話と、暗殺集団『タランチュラ』の少女エレンがメインで全体に切ない話でしたねー。
音楽なんかもいつもよりずっと渋くしあがってました。なんかまだ栗貫ルパンの声がぎこちないけどそれはまあ置いといて。
次元の出番が少ないんですけどっ(涙)!!
そ、それがちょっと切ない……。話としてはすごくかっこいいんですけどね、ルパンがシリアスで。

次元「俺の知る限りお前のワルサーはそれ1丁だと思ってたがな」
ルパン「あれは俺が駆け出しの頃のことさ……」
次元「俺と組む前のことか」

気にしてる! 気にしてるよ次元! ルパンの過去をめっちゃ気にしてるよ!
でもルパンの口は重いのです。
それはまだ次元と組む前のこと、最初に組んだ相手に裏切られ、自分のワルサーを奪われその銃で撃たれた、痛みと屈辱の記憶。
エレンには「俺なんか何回裏切られたって信じちゃうけどなあ」と言ってるけど(でも「可愛い子ちゃん限定」(笑))、やはりルパンは裏切りを許さない人なので、自分を誘き出すための罠と知っていながら『タランチュラ』のアジトに乗り込んできたわけです。『過去に蹴りをつけ』るために。
「ワルサーは2丁はいらねえんだよ」と言うルパンがかっこいいのー!(じたばたじたばた)
自由を望む少女エレンに「自由ってな重いもんだぜ」っていう台詞も、実際何にも縛られず生きているルパンだから言えることなんですよね。
そして最後、かつて自分を裏切った男の企みを知りながら彼女たちのために敢えてその罠に乗ったルパンだったが、エレンは……。
いかにもなラストではあるけど、やっぱり可哀想なのでした(涙)。
そして最後。
「こんなに苦労して手に入れたのが飛行船いっぱいのガスボンベと毒なんて!」と怒る不二子に、「いや……」と答える次元。
次元はわかってるよ! わかってる(涙)!
ルパンがこの島で手に入れたものに、あるいは失ったものに。
次元だけは気が付いているのよっ(号泣)!!
あーそうそう、暗殺者の一人に「俺と組まないか」と言われて「間に合ってる」と答える次元も素敵でした……。
そうよね、ルパンと組んだらちょっとあと他の人間とは組めないわよね(笑)。
あと個人的にはシルバーメタリックのワルサーの方がかっこいい気もするけど、ちょっとカッコツケすぎにも見えるし、今のワルサーがルパンにはちょうどいいのよね。
次元と組んでからずっと使っている(←ここポイント)銃ですもの♪


今もどこかを走っている気がする


ほーば様「ゲーム会社のバンプレストが、ルパン三世の車のレプリカを後楽園ゆうえんちで展示するそうです」

ええっ!?
そ、それはフィアット!? それともベンツSSK!?
ちなみにフィアットが黄色の軽。ベンツSSKが「新ルパン3世」のアイキャッチで飛び乗ろうとして失敗する奴(笑)(1度だけ成功した回があるという噂は本当だろうか)。

早速サイトを見に行ったところ、ベンツSSKの方でございました。
ナンバープレートが「ルパン3世」になってるとこが可愛い!
さすがに後楽園ゆうえんちまでは行かないと思いますが、ほーば様、情報ありがとうございました!
そっかー、ああいう色なんだー!

ベンツSSKもフィアットも好きだし、かっこよく決めるときはベンツSSK!というカンジなんですが、なんかバックに「Super Hero」とか流しながらとっつあんと追っかけっこしてるときはフィアットのイメージ。
こんな天気のよい朝、電車を待ちながらそりゃあルパンは電車に乗ったりはしないだろうなと思ったり。
むしろ満員電車の隣、湾岸の高速道路あたりを疾走するフィアットが目に浮かびます。
後ろからはパトカーの大軍団。当然先頭のパトカーからはとっつあんが身を乗り出して喚いていて。
満員電車のサラリーマンたちが吃驚して窓に張り付いているのに、フィアットの天井から顔を出したルパンが「お勤めごくろ〜さ〜ん」なんて手を振って、スピードを上げパトカーを振り切り、どこまでも走っていく。
そんなイメージ。
ルパンにはいつまでも、そうやって走っていて欲しいものです。どこまでも自由に。

当然その隣には次元がいないとね!(←結局はそこか(笑))


『ルパン3世 ヘミングウェイペーパーの謎』


これ10年以上前のテレスペなんですね。ちょっとびっくり。

莫大な財宝を記したという文豪ヘミングウェイの最後の原稿を追って、コルカカ島に潜入するルパン。
そこではお宝を巡ってカルロス大統領とヤクザのコンサノ一家が何年にも及ぶ内戦を繰り広げていた。
そして大統領側には斬鉄剣でも切れぬという箱を求めてきた五右エ門が、コンサノ側にはかつて仲間を裏切った男・マッシュを捜し求めてきた次元が雇われていたが、2人はルパンの仕事の誘いを断る。
やがてヘミングウェイペーパーの入った箱の鍵を持つ死の商人マルセスが傭兵マッシュと不二子を伴って島を訪れた。
島で1軒きりの酒場の女主人・マリアと知り合い、そこにやっかいになりながら、ルパンはお宝を手に入れるべく動き出す。


今回次元の出番が多いっす!!(←大興奮)
のっけから次元かっこよすぎ! 「捜してるのは腕の立つ傭兵だ、殺し屋はいらねえよ」というスカウトを黙らせる鮮やかな銃捌き!
コンサノ一家の雇われになっても優雅に煙草吸ってたりね(笑)!
しかしルパンが「あいつ最近見ねえと思ったらこんなところに」って…………いや、いいさ! お互い干渉し過ぎないのが2人のいいところなのよね! そうよね(涙)!(←でもちょっと切ない)
暴走族(byルパン)やってる次元もなかなかでしたが、大統領官邸攻めるときバイクのサイドカーに踏ん反りかえってる方が次元らしくてナイス。
そして大統領側の狙撃隊をあっという間に片付ける手際もお見事!
次元と五右エ門の対決場面もかっこよかったわー!
「どうする」「どうする」でなぜ相撲をとる(爆)。

しかし今回ルパン忙しいです。
何しろ次元も基本的にかっこつけの人ですから(笑)、マッシュとの対決に「手を貸すぜ!」ってルパンにも手を出させず一人で立ち向かおうとするわけです。(でも最後の挨拶にはちゃんと来るんだよね)(しかしこれがルパンとの別れかもと思ったら決心が鈍らないか(笑)!?)
そんで案の定汚い手を使うマッシュに次元は捕まっちゃうし、五右エ門はヘミングウェイペーパーを入れたパンドラの箱が斬鉄剣でも切れないことにショックを受けてこれまた捕まっちゃうし(笑)。
そしてまたもやカルロスとコンサノの対決に駆り出され決闘するハメになった次元と五右エ門! 今度は相撲はとれないぞ(笑)! 果たしてルパンは間に合うのか!?

てーことでひたすら次元がかっこいい話ってことでポイント高し!
あとはマッシュが最後の方、主人のマルセスを裏切っちゃうんですけど「昨日の24時であんたとの契約は切れてたんだよ」って言葉に、撃たれたマルセスが「ウッカリしていた……」ってそれが今際の言葉って切ないだろう(笑)!
あそこで妙に笑ってしまいました。いやはや。
そしてルパンはもちろん今回のヒロイン・マリアにとって忘れられない男に……そのくせ「またいつか来るかもしれないぜ」なんて全く罪な男です。
そんなんだから次元がいなくなったのにも気付かないんだ君は!!(でも次元も5年前マッシュ他と組んで現金強奪って……本当に皆過去の辻褄が合わないったら(笑))
実際次は次元がルパンのために必死になる話が見たいなあ……。


山上正月『ルパン三世Y第21話・ブラックガンマン』(双葉文庫)


買ってしまいました漫画文庫『ルパン三世Y』。
ついこないだまで存在も知らなかったくせに……いやでもアクションなんて漫画雑誌、普通の腐女子は知らないよなっ!?
それはともかく5巻に収録されたこの『ブラックガンマン』は次元が主役でございます。

ある街で墓参りをしている次元。昔殺し屋をしていた頃、救おうとして救えなかった女の墓。
そこでルパンを待つ間、ジャニスという青年が次元に弟子入りしたいと現れるが次元は断る。
しかしその街へ、かつて女を殺した男が次元に復讐するため現れ……。


ルパンがほとんど出てこないのがちょっと残念と言えば残念ですが次元のかっこよさはイチオシ。
しかし次元、意外とあちこちに女作ってないか……? 私の気のせいか……?
いやでもそれは全部ルパンに会う前の話だもんな!!
ルパンに会ってからは「男の世界に女はいらねえ」ってな男になっちゃって。
そらあんたはルパンさえいれば他に何もいらないんでしょーが……っていやいや(笑)。

『ブラックガンマン』てな昔次元が殺し屋をしていた頃の仇名……らしい。
でも他に『黒い犬』とかも呼ばれてまして。
やっぱ黒犬なんだ!?
私間違ってなかったよ神様!
次元は犬! そんでもってルパンは猫!(でも実はライオンの子供(笑))
いーよなー、猫を大事に守ってる犬……一緒に日向ぼっこしてるの……うっとり。
そういう可愛いSSも書いてみるかー。


『ルパン3世 ルパン暗殺指令』


銭形警部が突然ICPOルパン専従捜査から外された。替わってルパン追跡を任命されたキースへの命令は『生死を問わず』……。
一方銭形が新しく任命されたのは武器売買組織『ショットシェル』の壊滅。ルパンは銭形と協力して『ショットシェル』のお宝を頂く計画を立て、餌としてロシアの原潜『イワノフ』を強奪する。
だが原潜操縦のため協力を仰いだ女性科学者・カレンは過去に次元と因縁が……。


とっつぁんがルパン捜査から外されて替わりにルパン暗殺を命じられた男が来るって新ルパンの『射殺命令』にもあったなあと思うんですが。
ま、それは置いといてルパンの顔が幼い。…………受け!? 今回のルパンは受けなのっ!? とか真剣に思ったんですけど私!!
でも次元の顔もなんとなく幼かったので差し引きゼロっつーカンジでしょうか(涙)。
その一方で次元と絡んで来た女性科学者カレン、昔の女かと思いきや、10年前、次元が彼女の父親を殺したという……どう見ても30過ぎてるよカレンて!
そんで次元はさっぱり年食ってないし! 恐るべしルパンマジック。

一方ルパン達を付け狙うキース、それほど強そうにも見えないんですが、うまいこと人質を使って五右エ門と次元を殺してしまう。
二人が死んだと告げられ、不二子も囚われて一人きりになったルパンは!?
でももちろん二人とも生きてるんですけどね(笑)。
五右エ門が生きてたと知ったルパン、大喜びですよ。なんか五右エ門てルパンにとって弟みたいな感じなのかなーと思ってるんですがどうでしょ。
一方次元。当たり前ですが生きてます。
しかもルパンの絶体絶命のピンチを救うという一番美味しい登場の仕方ですよ。狙ってやがったなこいつ(笑)。
「あいつが簡単にくたばるわきゃないと思ったんだ!」というルパンの嬉しそうな顔!
でも抱き付きそうに見えて直前で立ち止まっちゃうんだよこれが!!
そりゃ次元は人がいるとこで(しかもカレンだ)ベタベタされるのは嫌いそうだけど!!
……あーそのせいかしらやっぱり。ルパンも次元とは長い付き合いだもの、そのへんは心得てるわよね。そのかわりあとで散々ルパンに苛められるんだろーなー次元……(ウチは次元×ルパンです)(念の為)。
ともかくキースも倒し、最後は『ショットシェル』もカレンの最後の望み通り『イワノフ』ごと海の底へと……。
ラスト、自爆装置を託された次元にルパンが「次元」と声をかける、それだけで通じ合う二人の絆が憎いっす!!
でも不二子チャンも『イワノフ』には大金が積んであったのに、次元に「いいのか?」って聞かれて「いいわよ」と答えて、やっぱいいオンナだなあ!と思ったら実は金は既に別の場所に移されていたらしい……。
果たしてあのとき、彼女は既にそれを知っていたんですかね(笑)?
でも今回不二子チャンはいい女でした。裏切りはなし、あくまでルパンファミリーの一員として活躍! ゲストヒロインのカレンにまったく負けてません。かっこいー!
でも次元×ルパン度はいまいち低い気が……(涙)。


あなたとの距離


『ルパン3世Y』4巻第12話『誰がために星は輝く』で敵に捕まったルパンを密かに追いかける次元の台詞。

次元「これじゃ天文台だぜ。近くに見えるのにさわれもしねェ」

ああっ!! なんてーかこれがウチの次元とルパンの距離なんすよまさしく!!
って原作でまで萌えるか私……。


『ルパン3世 バイバイ・リバティー 危機一髪!』


テレビスペシャルって実はすごいたくさんあったんだなルパン……。見ても見てもなくならないよ(笑)。

自分の犯罪データが世界中の警察のコンピューターに収められ、犯罪パターンを読まれているとすっかりやる気をなくしたルパン。
新しい彼女もできてついに引退!
ところがその彼女にフラれ、彼女の作った借金返済のため現役復帰を決意。
世界最大のダイヤ『スーパー・エッグ』が隠された自由の女神を盗み出す。
同時に妙なコンピュータ少年・マイケルが「コンピュータ・ウイルスを操るニュー・ウイルスを盗んで欲しい」と依頼。
一方修行に出ていた五右エ門はシベリアで追われている美女イザベルと出会い……。


だいぶ古いお話です。
だってルパンがコンピュータ・ウイルスを知らないんだもの!
最近のテレスペじゃそのコンピュータ・ウイルスを使って社内システムをダウンさせたり(でもそれは止めて……(涙))、漫画の『ルパン3世Y』じゃザイクロソフト社のゲイツ社長(笑)と勝負して最新OSを盗み出し、その上を行くOSをネットで無料配信、おまけにザイクロソフトのOS専門のウイルスまで作っちゃうさっすがIQ300の超天才!なんですけどねえ。
まあ10年以上前のテレスペなのでそこはご愛嬌。
引退したルパンのところへ次元が訪ねてくるんですよね。
でも次元が仕事を持ってくるなんて珍しい、と思ったんですが昔の仲間に頼られた仕事だってのが次元らしい。
まあついでにルパンをやる気にさせるのにピッタリの仕事だと思ったんでしょうね。
何とかルパンを取り戻そうとするとこが一生懸命で可愛いです。
でもルパンは新しいカノジョノとの愛に生きる!って聞いてくんないの(笑)。
しょうがないさ次元、ルパンのアレは病気だからさ(笑)。
そして案の定、フラれたルパンは昔の仲間と二人でヤマを踏もうとしてる次元を訪ねてくるわけです。泣きながら(笑)。
そんでもって次元に抱きついて泣くルパンが超可愛いんですけど!
ああルパンが帰る場所はやっぱりココなのねっていうか(爆)!
次元てばまんま浮気性のカノジョを持った彼氏みたいです(笑)。
でも愛してるからやっぱり許して受け入れてしまうのよ。いい男だなー次元!
まあこれはルパンだから許してもらえるんですけどね。
次元、裏切る女は大嫌いだもんな。
ルパンだから、なんですよ!!(いま次元×ルパン大プッシュ中なんで)

……て、これで今回の感想は語り尽くしたようなもんなんですが私。
えーと、その後の内容?
……自由の女神を盗んじゃうなんてルパンてやっぱ凄いよね! とか。
あとはー、イザベルってば悪女な割に最後は母親に戻るってのはちっとパターン過ぎないか、とか?
その後は次元×ルパン度低すぎたんだよ……(涙)(やはり『ファースト・コンタクト』を見た後では皆物足りない)。


ルパンよ永遠に


週末、レンタルしてきたルパンビデオを見つつさらに『ファースト・コンタクト』のDVDも浴びるように見ている女です。

いや本当に『ファースト・コンタクト』はテレスペじゃ最高の出来ですよ!(私が見た分では)
なんつっても絵が綺麗。
特にキャラデザの特徴がハッキリ出る不二子が私好みの新ル時代に近くて非常に嬉しい。
音楽もよし!
もちろんルパンの音楽はずっと大野雄二さんなんですが、今回エンディングに歌を使ってないのと、ジャズバージョンが非常に渋くて!

そんでもってなんといっても栗田貫一氏。
上手くなりましたよー!
もともと声は似てたんですが、やっぱ声優さんじゃないので、これまでのテレスペじゃ時々とんでもない棒読みを聞かされてガックリきたりとかしたんですが今回は上手くなった!
正直、『ファースト・コンタクト』と新ルの山田さんのビデオ交互に見ても違和感がなくなってきてます。
年に一度のお仕事なのに、努力してるんだろうなあと非常に感心したんですが。

そして、ちょっと検索かけた時に見つけたのが過去のラジオ番組に関するページ。
不二子を演じる増山さんが「アナタの声はもう完全にルパンに馴染んでいる。時々山田さんがそこにいるんじゃないかと思うぐらい。そろそろ、アナタのルパンを出しても良いんじゃないの?」と言ったのに、彼はこう答えたそうです。
「いえ、山田さんこそがルパンなんです。山田さんを追いつづけることこそが、本当のルパンに近づくことなんです」

惚れたぜクリカン。

あやうく会社で泣きそうになりましたよ私は!?(てか涙にじんでるじゃんマジで! うわヤバ!)
世間の「クリカンルパンなんてルパンじゃない」とか言う奴らは表へ出ろ! ってカンジですよ!
彼がいなければ山田康夫さん亡きあと、もうルパンの新作は作られなかったんだぞ!
あの素晴らしい『ファースト・コンタクト』も作られず(←ここポイント)、我々はただ過去のルパンビデオを見て涙するのみだったんだ!
ありがとうクリカン! 君がいてくれて本当によかった!
私はこれからずっと君を応援するぞ!!

しかし会社でこんなことでマジ涙をにじませている私って、本当の本当にルパンに惚れてるんだなあ……(涙))。


ルパン3世Y『強敵!? キチンとした泥棒!』


とうとう漫画の『ルパン3世Y』にまで手を出してます。ああもうなんとでも言え(涙)。
昨日は14巻を手に入れまして。
『強敵!? キチンとした泥棒!』で不二子ちゃんが例によって例のごとくルパンに「盗んで欲しいものがあるの〜」とおねだりしてるんですが(なんかYの不二子って子供っぽいなあ)「ちょっとお仕事が……」とひきつりながら断るルパン。
後ろにはお出かけの仕度をしてルパンに銃をつきつけてる次元が。
おお次元が強気だ! たまにはそれっくらいしないとな! やっぱオンナより仕事だよ(爆)!

まあそんで置いてかれた不二子チャンは拗ねちゃうわけですな。
「あたしと次元・五右エ門とどっちが大事なのよ」とぼやいてますが、それは聞いちゃいかんよ。
たぶんショックを受けることになるから(笑)。
仕事から戻ってきたルパンは早速不二子のお願いを聞こうとするんだけど、実はもう別の男に頼んだあと。
それが「依頼を受けて泥棒する男」大山トージンとやらで、「あたしより大事な次元・五右エ門はどうしたのよ」と拗ねる不二子チャンのご機嫌をとるためにルパンはこいつと勝負するハメに。

勝負は当然ルパンの勝ちなんですが、最後にやっぱり不二子チャンがおねだりしたら銃を頭につきつけられたルパンに「ちょっと先約が……」と断られてしまうのでした(笑)。
頑張れ次元! その調子でいけばいつかルパンは君のもんだ!!(でもYのルパンはたくましいです……次元より軽いとは思えん……)(アニメの設定だとルパンは次元より7kgくらい軽いんだっ)(いやだからって別にルパンが儚いだの繊細だの言いませんけどね(笑))


『ルパン三世 ナポレオンの辞書を奪え!』


女性をデートに誘うためクラシックカーを盗み出したルパンだがいつものごとく振られてしまう。
一方、不景気を何とかすべく各国政府が目をつけたのがルパン1世が残したという『ルパン帝国』の財宝。
クラシックカーレースの賞品である「ナポレオンの辞書」を狙うルパンと、各国諜報部の追いかけっこが始まった!


えーと。
……とりあえずルパンが次元と一緒にいます。それだけでいいです(涙)。
CIAが襲ってきた時に「お前のカノジョも貸してくれ」ってワルサーを借りる場面がよいです。
やっぱ彼らにとって銃は恋人なのね♪
あと「ナポレオンの辞書には何か秘密があるんだろう」って迫ってんのに「あらーかわいこちゃん♪」ってよそ見するルパンに「年に5分くらいは真面目になれ!」って怒鳴る次元が可愛い。
さぞかし振り回されてるんだろうなー、一年中(笑)。
でもついていくの、それが愛♪

……おや、もう語るところがなくなってしまった。
あんまり印象に残らなかったんだ今回……(涙)。
敵も小粒でいまひとつだし、不二子チャンも別に活躍しないし、五右エ門はなぜか任侠映画にハマってるし。
ゲストヒロインは日本の……婦人警官だっけ? 公安?
とっつぁんに化けたルパンが彼女に「ルパンも逮捕されるならわしにと思っておる!」なんて言ってるんですよね(笑)。やっぱルパンととっつぁんて仲いいよなあ。
そんで彼女にルパンが「君も自由人になれよ!」って……自由人て……、またわけわからんことを(笑)。
でもかっこいいから許す(笑)。


『ルパン3世 1$マネーウォーズ』


やはりここ数年のテレスペの方がキャラデザが好きだ……。

オークションで小さな指輪を狙ったルパンだが、たった1$差で競り負けてしまう。
敵の正体は新興の投資銀行の女性頭取・シンシア。
その指輪は、持つものを世界の王にするというブローチへの手がかりであり、銀行の大金庫から指輪を盗み出したルパンだが、傭兵・ナビコフの銃弾に命を落とす。


敵が女性というのは珍しいかも。美人頭取のシンシアさん、いい味出してます。
まーそれは置いといて次元とルパンですが(笑)。
やはり相棒はいいものです。
ブローチを狙うルパンに「ルパン帝国でも作る気か?」と聞くとルパンは「見てみたいだけさ」と答える。
「またお前の道楽に付き合わされるのか」と嘆いてみせる次元ですが「頼むぜ相棒」と言われると、「へっ」と言いながらめっちゃ嬉しそうです(笑)。
報酬で動く男は幾らでもいるけれど、そういうルパンの浪漫というか稚気を理解して、付き合ってやれる男は自分しかいないってのが次元の誇りなんでしょうなあ。
それと今回も銃は女性に例えられてます。
次元がエレベーターに飛び移る時にコンバットマグナムを落としちゃって(つか落とすなよ)ルパンのワルサーを借りるんですけど、結局「銃は女と一緒でな、ルパンの女はルパンの言うことしかきかねえんだよ」ととっても使いづらそう。
ワルサーは「素直じゃない」んだそうだ。ルパンいわく「そこが可愛いんじゃねえか」なんですけどね。
銃の好みと女の好みは一緒なんでしょうか。
次元の好みって……新ルとか見てると渋いっていうか不幸が顔に滲み出てるタイプな気が……。
いやまあそれはともかく。
ルパンが死んだってのにずいぶん淡々としてないか次元!?
無言でサクサク墓掘ってます!
『ルパンは二度死ぬ』ではあんなに号泣して大暴れした君なのに!!
「相棒を殺された男のやることはひとつだ」って敵のアジトに乗り込んでいくのはいいけど(涙)!
あーちなみにこのとき、とりあえずコンバットマグナムの代わりの銃を手に入れるんですけどね。
また銃を女にたとえて、店の親父が「女を迎えに行くなら花を持ってきな」って言うと、「いや。一発お見舞いする」って……渋いわ次元!!
ルパンにもそれくらい強気でいければな(涙)!!

さてルパンの仇を取るべく乗り込んだはいいが爆弾やら地雷やら仕掛けられて大ピーンチ!
の次元・五右エ門・不二子ですが、やっぱり生きてたルパンが助けてくれたり。
そんでこのあとはシンシアに対抗すべく石油会社を手に入れたり、指輪に隠された暗号の謎を解いたりとサクサク進みます。
しかし今回、敵同士であるルパンとシンシアが実は引かれ合ってたり。
不二子チャンに「惚れた?」と聞かれて「冗談じゃない、あんな危ない女」と答えるルパンですが、「だから好きなんでしょ」ってさすが不二子チャン、よくわかってらっしゃる。
でも「残念ね。珍しく向こうもその気だったのに」と不二子に言われて、ルパンもビックリしてますが次元もビックリしてました。そら焦るよねえ(笑)。

とはいえしょせん敵と味方。ましてやルパンは自由を愛する人ですからね。
独裁者なんて柄ではないのです(いやなろうと思えばなれると思うけどね)。
見事シンシアを出し抜いてお宝を手に入れ、戦争を仕掛けて石油で大儲けするはずだったシンシアは一文なしに。
……そりゃあ切ないわ(涙)。
最後の賭けにも負けてブローチはルパンの手に。
「……ひどい男ね」って台詞が切ないですが「一度そう言われてみたかったんだ」ってルパンも渋いです。
出て行こうとする男の背に銃を向けるシンシア!
もうこの男に勝つには、この男を手に入れるにはこれしかないのよね!!
でも相手はルパンなのよ……(涙)。
鮮やかにその手をすりぬけて去ってゆく男を見つめ立ち尽くす女の手には、非情にも手錠がかけられるのでした。
あああかっこいい!!
ルパンてばもう! とテレビの前で悶絶しまくってました(笑)。

そういやすっかり忘れてましたが、ルパンを狙撃した元特殊部隊かどっかの兵隊・ナビコフ。
この人シンシアにいかれてまして、ルパンが彼女にキスしたときからもう男のヤキモチ全開状態。
しかし彼女の方は全く眼中にないとこがちと哀れです。
あげくシンシアの計画を潰したルパンに向かって「よくも俺と彼女の夢を!!」
って「いつから『お前と彼女の』夢になったんだよおい」とつっこんでしまいましたさ。
思い込みの激しい男って嫌ですよねえ(笑)。
ここでもルパンが「女に似合うのは爆弾じゃなく花だぜ」と言ってます。
なんかポリシーあるんでしょうか。
そりゃ大抵の女は爆弾だの銃だの貰うより花束の方が好きですが。
でもルパンはそんなもん喜ばないよ次元……って、それで銃の講義とか嬉々としてやってるのか!!
それなら大得意だしルパンも感心して聞いてくれるもんな!
ああ、それで花じゃなく「一発お見舞いする」なのか!!
本当にそれくらいルパンにも強気で出られればな(涙)!!
……ウチの次元、少し方向修正するかな……。

あ、で結局ブローチは指輪の持ち主だった歌手志望の少女・サンディの元へ。
……このコ、出る意味あんまりなかったんじゃなかろうか……どう見てもゲストヒロインはシンシアだし……。
その他としちゃ、オープニングがカーチェイスってわりとパターンなんだなあと思ったり。
でも音楽といいその出来栄えといい、やはり『ファースト・コンタクト』は出色の出来です。(←結局そこへ戻ってくるのか私……)(昨夜も見ちゃったよDVD……)


『ルパン三世 カリオストロの城』


言わずと知れたジブリ(笑)のルパン3世劇場版。
何度金曜ロードショーで見たかわかりませんが一応DVD買いました。

某国営カジノから大金を強奪したルパンと次元。
だがそれが「幻の偽札」と呼ばれるゴート札であることに気づいたルパンは、その源であるカリオストロ公国に狙いを定める。
そしてカリオストロ公国に入国したルパンだが、突然、車で逃げる花嫁に出会い、彼女を助けることに。
それはカリオストロ大公の娘・クラリスであり、ルパンにとっては思い出の少女でもあった……。


正直な感想としては、やっぱり宮崎ルパンだなあ、と思いました。
でもそれでもやっぱり、ルパンはルパンなんですよ。
裏切りは許さない非情なところもルパンの一面だけれど、女性にやさしい、囚われの姫君を救う騎士を気取ってしまうロマンチストなところもやっぱりルパンで。
だから女は奴に惚れるのさ。(←次元風に(笑))

さて内容感想。
…………次元×ルパン度については何も言いますまい(涙)。
いやでも最初から息のあった泥棒振りを見せてくれます!
見事国営カジノから金を盗み出した時の次元の喜びようったら可愛いですよ!
カリオストロ公国でも車のタイヤがパンクした時は何も言わずともジャンケンを始める仲のよさ(笑)!
そんでカリオストロ公国に来て追っかけられてるクラリスを見たときも、
次元「どっちに付く!?」
ルパン「女!」
次元「だろうな!」
と、よっく相棒のことをわかってます。
結局クラリスを奪われ、大公の館へやってきて物思いにふけるルパンに「ひとりで悩んでんじゃないよ」と関節技を決める次元のやさしさが胸に染みます(笑)。
情報収集で町のレストランでご飯食べてんですがスパゲティ奪い合う二人も可愛いし♪
ともかくもルパンはカリオストロ伯爵の城に潜入(途中で次元ははぐれてアジトに逆戻りなのようおうおうおう(涙))。
塔のてっぺんに囚われたクラリスを訪ねて「いまはこれがせいいっぱい」って手品を披露する場面はやっぱ可愛いですな!
本当に天性の女たらしだルパン(笑)!
その後銭形警部と協力して地下を脱出したり、撃たれて大怪我したりいろいろあるんですがともかく結婚式当日。
ルパンは見事クラリスを盗み出し、カリオストロ大公家に伝わっていた謎を解きます。
そして見つかったお宝を「俺のポッケには大きすぎらあ」と言うルパンもいいですね。
しかし劇場版とかテレスペってお宝が手に入らないことの方が多い気が……。
もちろん、ついていきたいというクラリスに「せっかくお日様の下に出てきたのに、また闇の中へ戻りたいのかい? 困ったことがあったらおじさんは地球の裏側からだってとんできてやるからな」というお馴染みの場面も(アニメ名場面で何度放映されましたかね(笑))。
そしてとどめはとっつぁんですな。
「やつめ、まんまと盗みおった!」と言われてクラリスが「いいえ、あの方は何も盗みませんでした! 私を助けてくれたんです!」というと「いいえ、奴はとんでもないものを盗んでいきました……あなたの心です」ですからね!
どうしたのとっつぁん(笑)!! でもかっこいいぞ!
そしてクラリスと別れ落ち込むルパンに「お前、残っててもいいんだぜ」という次元……本心じゃないくせに(笑)。
なんでかクラリスの結婚式用の宝冠をかぶったままの次元がかわいいっす。
…………は!? それは君が傷心のルパンの花嫁になってやるってそういうこと!?(ル次!?)
そっかー、読みが甘かったです私(笑)。

ということでどれほど名作であろうと次元とルパンから目が離せない私なのでした(笑)。


『ルパン三世 くたばれ! ノストラダムス』


劇場公開第3作。にしちゃ金曜ロードショーで見たことはほとんどない気が。

150万ドルのダイヤモンドを隠した人形を少女・ジュリアにとられてしまうルパン。
だが人形を取り返すより先にジュリアはノストラダムス教団により誘拐されてしまう。
彼女は実はダグラス財閥の一人娘であり、父親は近く大統領選に出馬の予定だった。
一方ジュリアの世話係として潜り込んでいた不二子の狙いは、ダグラス財閥の所有するノストラダムスの失われた預言書。
預言書が納められている地上1000メートルの金庫にルパンが挑む!


とゆーよーな話でしょうか。
…………ええ、まあ割と面白かったと思います。
次元×ルパンにおいてどこが見所かと言われると困るんですが(涙)。
強いて言えばー、うー、行方不明になったルパンからの連絡をじっと待っているところ、とか……?
もちろん金庫に忍び込むとか二人で行けるところは必ず二人で行くという意味では限りなく次元×ルパンなんですがそりゃいつものことですしね。
あと印象に残っているところといえば、ルパンと不二子ちゃんのちゃんとしたラブシーンが(不二子ちゃん記憶がないけど)あるのは珍しい。
ラスト、爆発炎上するビルから逃げるルパンのアクションシーンもなかなか楽しめます。
でも同じ劇場版の『vs複製人間』や『カリオストロ』に比べたらやっぱり敵・ヒロイン共に小粒ってか印象薄いですなあ。テレスペとあまり変わらん気が。

ただラスト、テロップに『永遠のルパン三世 山田康夫さんありがとう』ってテロップが流れるのがじーんときますな。
まさしくこの年に山田康夫さんは永眠されたわけで。
予告編の声が山田さんなのでまたひときわ。
でも私はこのノストラダムスのクリカンの声も実は全然違和感なしで見てました。
あとから人の感想を見れば確かに初めてってことで少しおどおどてしてるというか迫力がないかなとは思いますが。
でももう私の中じゃ山田ルパンもクリカンルパンも別モノってわけじゃあなく、ルパンはルパンってことで融合してしまったらしいです。
なのでそのあと続けて山田ルパン見ても全然平気だし。
今でも「ルパンは山田さんじゃなきゃ!」って見られないって人は気の毒だなーと思いますが、いい加減クリカンルパンも認めてあげて欲しいものだと思います。
ちなみに「クリカンルパン死ね」なんて人間はお前が逝ってよしと真剣に思うんですけどどうよ。

『ルパン三世 炎の記憶』


テレビスペシャルいまだに見終わりません。たいしたもんだ。

徳川の財宝の隠し場所を記した2枚のガラス乾板を狙うルパン。
そのガラス乾板を新しくオープンするレジャーランド『アクアポリス』のオーナー・マイケル鈴木も狙っていた。
しかし次元は虫歯、五右エ門は斬鉄剣を盗まれて悪戦苦闘。
一方銭形警部は雑誌記者・一色まりやと共にルパンを追うが、彼女には秘められた過去があった。


今回は銭形のとっつぁん大活躍の巻。
その分次元の出番が少ないってゆーか……(涙)。
しかもなんだか異様にびんぼくさいアジトで仕事に励むルパンに呼び出され、「やっぱ頼れるのはお前だけだぜ」なんて言われてるときに「虫歯でな」って断るなんて情けないっ!!(いや結局付き合ってるけど、肝心な時に虫歯が痛んで役に立たないんだよ……)
五右エ門は斬鉄剣使えないしで、必然的にとっつぁん大活躍。
休職を命じられてもひとり黙々とルパンを追い、命懸けでヒロイン・まりやを助ける姿はかっこいいですよー。
……その分ルパンさえ出番が少ない気がするけど……(涙)。

今回の敵はマイケル鈴木っちゅー偽名にもほどがあらあな名前。
いっそアミーゴ鈴木とかにしてほしかったな……。
このひと、何を考えてるんだか自分のレジャーランドオープン当日に自分の傭兵部隊にテロを起こさせ、高額の身代金を要求し、さらに自分は人質として連れ去られるよう画策します。
真剣に何を考えてるんでしょう。
レジャーランド建設にはそらとんでもない金がかかったはずだし、遺伝子研究のラボまで作ったのに、いくらガラス乾板に隠された遺伝子研究の秘密を手に入れたからって全部捨てるなんてもったいない。(←貧乏性)
それとものこのこ解放されたことにして戻るつもりだったんでしょうか。
ともかくジェット機で逃げるマイケルを追いまりやを助けようとするとっつぁん!
いやもちろんルパンもいますけど!
そしてジェット機から落ちそうになったとっつぁんとまりやを支えるルパンに向けられたマイケルの銃口!
ルパン絶体絶命!
そのとき突然倒れるマイケル! いったい何が!?
「なんとか間に合ったみたいだな」……なんて言いながら余裕で空を見上げるルパン。
当然そこにはヘリに乗って銃を構えた次元の姿が!!
ルパンの本当のピンチには必ず現れる男。それが次元。
ああ本当に君って奴は……!!
それで虫歯でやったポカも帳消しってもんだね! ルパンも惚れ直すってもんさ(涙)!!

その後意外にしぶとく生き延びていたマイケルはとっつぁんに逮捕されます。
しかしこのときようやく警視総監から警察手帳と手錠、拳銃を返してもらうとっつぁん。
妹いわく「手帳もないのに警官率いて乗り込んできたんかい」。
……い、いや、警官も警視総監もとっつぁんの警官魂に引かれてきたのさっ!!
残念ながらまりやには「お父さん」扱いされてしまいましたけどね(笑)。

でもラスト。ナンパするルパンはいつもどおりとしてもだよ?
五右エ門にスロットで稼がせてウハウハの次元はちょっと(涙)。
今回もまた非常に次元×ルパン度の低い話でございました……。


『ルパン3世 トワイライトジェミニの秘密』


マフィアのドンから託された『トワイライト』というダイヤが導く莫大な財宝を求めてモロッコへ飛ぶルパン。
そこでは民族抗争が繰り広げられており、虐げられているゲルト族の眠れる財宝こそルパンが求めるお宝だった。
民族独立を求めるゲルト族から財宝を求め分離した結社が、『トワイライト』を求め殺し屋・蠍の貞千代をルパンに差し向ける。


のっけから死にかけてるマフィアのドンがいい味出してます。何しろあのルパンを「ベイビー」って呼んじゃうんですから。
これが今にも死にそうなジジイでなかったら許さないっていうか、次元の前でルパンを「ベイビー」と呼ぶなんて命知らずな真似をとか真剣に思ったり(笑)。
でも声がめっさ渋かったのこのオヤジ……!!
次元もいい声だけど、ちょっと「ベイビー」って呼び方はイメージ違うもんなあ。ううむ。
でもたぶんこのあと次元もルパンを「ベイビー」と呼ぼうとしてすんごい嫌がられたに違いないとか思ったり。でそれが面白くてわざと呼ぶのよ次元……(なぜかアニメルパンだと少し意地悪だなあウチの次元)。

しかし気がつけばルパンは一人でモロッコ乗り込んでます。おーい次元はどうした。
そんで不二子ちゃんと合流。……今回の話、ずいぶん不二子ちゃんのサービスショット多かった気が。たいていテレスペじゃ見えそうで見えないんだが(その方が色っぽくて私は好きなんだけど)。
それと今回の敵はオカマなのが妙に笑いました。いやいい味出してるわこのひと(笑)。
もちろん次元がルパンの危機には助けに来てくれるんですけどね。……次元出番なさすぎ(涙)。
あと五右エ門がこの貞千代を追ってきて対決するんですが、なぜに斬鉄剣が折れる。それ斬鉄剣じゃないのか!? でもその前に壁切ってたじゃん! 謎。
今回ゲストヒロインはゲルト族の少女ララ。まあカノジョがもうひとつのトワイライトを持ってるはお約束として、なんで王家の血を引いてるはずのご先祖は踊り子なんだろう……。
敵のボスの正体は見え見えだったし、ルパンとララが砂漠行く場面が長くて長くて……おまけに流砂にはまったララを助けられないルパンが一緒に飛び込んじゃうってのは何なんだ!? そりゃルパンは女を見捨てるような男じゃないが、それはあんまりだろう……(涙)。
ラストのお宝発見のオチもいまいちでしょうか。……ベタだ……。

てことで今回の話の見所はルパンを「ベイビー」と呼ぶ爺さんの渋い声とそれに嫉妬する次元のみってことで。(何嫉妬してるようには見えなかった?)(いいんだよ私には見えたんだ心の目でっ(涙)!!)

『ルパン三世TVSP お宝返却大作戦!』 NEW!


泥棒仲間・マークが死に、彼が生前盗んだ「トリックダイヤ」を狙うルパン。
しかし不二子がマークから受け取った遺言は「俺が盗んだ6つの品を元の場所に戻したらトリックダイヤの隠し場所を教える」というもの。
ローマの真実の口やコペンハーゲンのマーメイド像など、ルパンは銭形の追跡をかわしつつ次々とお宝を返却していく。
一方不二子の狙いはマフィア達に「トリックダイヤ」を売りつけること。
ガウディがシベリアで入手した隕石から作られた「トリックダイヤ」をサグラダファミリアに取り付けると、素晴らしいお宝が手に入るというのだ。
また他方ではロシアマフィアが札束を盗んだルパンの命を狙っていた。


と、いうような話でしょうか。
出だしはライフル抱えて狙撃屋気分全開の次元!
渋いなー!!
ロシアマフィアの守る鉄壁の金庫に忍び込むルパンを援護するわけです。
送電線を狙撃し、停電から自家発電に切り替わる一瞬の隙に監視システムを盗んでしまう……さすがです!
システムハックのプログラム組んだのはルパンだと思うけど(笑)。
さらに送電線切るだけなら爆弾でもいいんじゃないかとも思ったけど(笑)。
そして野性のカンで追っかけてきたとっつぁんの前をすり抜け、一気に運河へ出てモーターボートのおっかけっこ。このへんはテンポいいですねえ。
弾切れの時に「だからオートマにすりゃいいんだ」と言われ「俺はリボルバーが好きなんだよ!」と返す次元が♪
そうそう、やっぱ次元はリボルバーじゃないと!
あとサブタイトルの出方がホント新ル風だったのが嬉しかったなー♪

えーと、後は……まあそこそこ普通に進んだんじゃないでしょーか。
「トリックダイヤ」を盗むのは気が進まないと言いつつ付いてきた次元が「やっぱやめた」と引き返そうとするのをルパンが引き止めるとこなんか、じゃれあってるようにしか見えませんセンセイ。
そもそも最初のロシアマフィア相手の盗みだって、次元は「ヤバくないか」と言いつつ付き合ってるし。
本当ルパンに甘いよなあ、次元って(でもそこが好きだ……!!)
とっつぁんとの追いかけっこも楽しく、不二子チャンも色っぽく♪
でもとっつぁんといえば、ルパンを裸にして身体検査する場面は絶対腐女子狙いだと思いました(笑)。
あいにく私は骨の髄まで次×ル派なので萌えはしませんでしたが(笑)。

一方ロシアマフィアの女殺し屋がルパンを狙って、その殺し屋と因縁ある五右エ門が激突。
負傷し川に落ちたゴエを助けに走った次元はマフィアに捕まり、拷問されてしまいます。
拷問を受け殺すと脅されても決してルパンを売らない次元!
女殺し屋は「こいつはプロだから」と言いますが、それはプロだからじゃない、愛だからだよ……!!

がっっっ。
ルパンの方はだいぶ冷たいです。
その後五右エ門・不二子と合流し、いざサグラダファミリアへ向かうことになったわけですが、「次元は生きてりゃ来るさ。クライマックスは外さない奴だ」って。
「生きてりゃ来るさ」ってそりゃあんまり冷たいんじゃないかルパン(涙)!?
いや信頼の現われだってのはわかるけど! わかるんだけど!!
普段めっちゃ次元に冷たいルパンを書いてはいますが(……)、原作じゃ出来る限りラブラブしてて欲しいんだようう(涙)。

さてともかくも「トリックダイヤ」を塔にはめこむと、空に光の塔が浮かび上がり、街じゅうに音楽が鳴り響きます。実に美しい贈り物です。
まさしく神の国の到来ってか、あれ以来私の頭の中ではなぜか「ナウシカ」の「ランランランララランランラン♪」という音楽が鳴り続けています(笑)。(「ありがとう王蟲! ありがとう!」)
てことで相変わらず盗むモノはなかったわけなんですが、まあ綺麗にまとまったクチでしょう。

でも敵キャラがよくわからなかった。
ロシアマフィアのボスと女殺し屋の関係とか、次元とラスト戦う執事だか殺し屋だかもとってつけたようというか(「銃の腕は互角」ってあんたごとき次元の敵じゃないわよっ!)。
さらにマークの姪っ子の存在意義もいまひとつというか、ゲストヒロインはどっちかに絞るべきだったんじゃ?
そもそもこの姪っ子、設計事務所に勤めてたらしいんですが、「攻めの姿勢が見えないんだ、ウチには守りの仕事をする人間はいらない」とクビになります。
攻めの設計ってどんなんだ。
世の中、そんな斬新なビルだの家だの建てたい人間ばっかじゃないと思うんですがねえ。

それから、ゴエを助けに走って捕まった次元とか、ケガしたゴエに肩を貸す次元とか、エンディングでとっつぁんに追いかけられるルパンの側からいつの間にかゴエと一緒にいなくなってる次元とかは私の世界に存在しないのでご了承ください(笑)。


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